ブラジルから来た少年  THE BOYS FROM BRAZIL

フランクリン・J・シャフナー監督。グレゴリー・ペック主演、ローレンス・オリヴィエ。1978年。

ブラジルから来た少年

<ストーリー>
ナチ・ハンターの青年コーラーは、パラグアイで開催された旧ナチス党員の会合に潜入し、そこでアウシュヴィッツ収容所の主任医師だったヨーゼフ・メンゲレを目撃する。コーラーはウィーンにいる古参ナチ・ハンターのリーベルマンに情報を伝えるが、リーベルマンは情報を疑い取り合おうとしなかった。会合の様子を録音したコーラーは再びリーベルマンに電話を掛けるが、党員たちに発見され殺害される。メンゲレは9か国に点在する94人の公務員を殺害する計画を党員たちに告げ、西ドイツの郵便局長を手始めに標的を次々に殺害していく。
リーベルマンはコーラーの情報を元に調査を進め、犠牲者の未亡人の元を訪れ、そこで黒髪青眼の子供と出会う。少年は全員同じ特徴を有し、容姿だけではなく声までも同一だった。調査を進めるリーベルマンは、殺害された公務員は全員65歳前後で息子に対して冷淡・暴力的な態度を取っていた一方、母親は42歳前後で息子を溺愛していたことが判明する。彼は養子斡旋会社に勤務する元ナチスのフリーダ・マロニーから、少年たちが特定の条件の家庭(夫が1910年から14年の生まれで、妻が1933年から37年生まれの夫婦)に養子に出されていたことを突き止める。さらに生物学研究所のブルックナー教授の元を訪れたリーベルマンは、そこでメンゲレの計画の全容に気付く。メンゲレはアドルフ・ヒトラーのクローンを生み出すため、ヒトラーのDNAから生み出された少年を北欧系の家庭に養子に出し、ヒトラーと同じ家庭環境下に置いてクローンを育成しようとしていた。彼が養父たちを殺害していたのは、息子に対して暴力的だったヒトラーの父アロイス・ヒトラーが65歳で死んだことを再現するためだった。
リーベルマンが調査を進めていることを知ったナチス上層部は計画の中止を通達するが、メンゲレは通達を無視して計画を続行する。上層部から派遣されたセイベルト大佐はメンゲレの施設を破壊して証拠を隠滅するが、すでにメンゲレは逃亡していた。メンゲレはペンシルベニア州ランカスター・ニュープロビデンス(英語版)で暮らすクローンの一人ボビー・ウィーロックの自宅に向かう。彼はボビーの父ヘンリーを殺害し、ヘンリーのフリをしてリーベルマンの到着を待ち構える。リーベルマンはウィーロック宅に到着してヘンリーに面会しようとするが、ヘンリーに扮していたメンゲレに銃撃される。重傷を負ったリーベルマンは別室にいたドーベルマンを解放し、メンゲレはドーベルマンに襲われ重傷を負う。そこにボビーが帰宅し、血塗れの2人を見て趣味の写真を撮り事情を調べる。リーベルマンはメンゲレが父親を殺したと告げ、ボビーは別室に向かいヘンリーの死体を確認し、ドーベルマンにメンゲレを殺すように指示する。メンゲレを殺した後、ボビーは「警察に事件を口外しない」という条件でリーベルマンを助けた。
病院で療養しているリーベルマンの元をアメリカのナチ・ハンターのベネットが訪れる。彼はリーベルマンに対し、メンゲレの計画を公表するように勧め、クローンを殺すためにメンゲレの死体から回収したクローンの名簿を渡すように要求する。しかし、リーベルマンはクローンたちが罪のない少年であることを理由に引き渡しを拒否し、名簿を燃やしてしまう。そのころ、ボビーは自宅の暗室で写真を現像し、「いい出来だ」と言いながらメンゲレの死体を見つめていた。(Wikipediaより転載)

<感想>
じっくり丁寧に進めていくのが良かったです。当時はクローン???!!!って感じだったんだろうなあ。今となっては手垢がつきまくりのネタですね。めっちゃ手間がかかった計画でした。育ちも近いのを用意するのが面白かったです。ボーイズ同士で喧嘩したらどうするんだろう(笑)
当時の風景が見れるのも、古い映画の楽しみです。この作品もとても良かったです。