クリストファー・マッカリー監督。トム・クルーズ主演、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン、ジェイク・マイヤーズ。『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7作目。2023年。
<ストーリー>
ロシアの次世代潜水艦であるセヴァストポリは推測航法(デッドレコニング/Dead Reckoning)による新しい航行システムの為に高度なAIシステムを搭載し、試験運用の航海に出た。しかし、新型AIは潜航中に暴走して乗組員たちをかく乱し、自らが発射した魚雷をUターンさせることで自爆して乗組員全員が死亡した。
IMFエージェントであるイーサン・ハントは、元MI6のイルサ・ファウストから、ある“鍵”を手に入れるよう指令を受けた。それは、2つの鍵を組み合わせると十字架型になる特殊な鍵の片割れで、使用目的は知らされぬまま、アラビア砂漠に向かうイーサン。
ワシントンD.C.で、国家情報局長官デンリンガーに、”エンティティ”と仮名を付けた謎のAIについて報告する情報機関のリーダー達。エンティティは自我を持つ高度なAIであり、サイバー空間を伝って世界中のあらゆるAIに自在に侵入し、重要なデータを盗み見ていた。今はまだデータを学習しているだけだが、このAIならば、世界の主要な防衛、情報、金融ネットワーク等に潜入し脅威となるのは確実だった。
この秘密会議に変装して潜り込み、情報を得るイーサン。彼は砂漠でのミッションをやり遂げ、鍵の半分を手に入れていた。エンティティが人類にとって今後大きな脅威となると考えたイーサンは、世界のどの国にも鍵を渡さず、もう一本も手に入れてエンティティを破壊すると誓った。だがそれは、ハントと仲間たちがアメリカを始め世界中の情報機関から命を狙われることを意味していた。
鍵のもう一つの片割れは、あるバイヤーが手に入れて、商談に向かうためにアブダビの空港を経由することが判明した。鍵の使い方が分からないハントは、このバイヤーに自分の持つ鍵を売った上で尾行し、使い方を知る人物まで辿り着く作戦を立てた。しかし、アブダビの空港でバイヤーを探すうちに、凄腕の女スリであるグレースに鍵をすり盗られてしまった。
ローマに飛んだグレースの犯罪歴を空港に通報し、逮捕させた上で再会するハント。だが、誰に雇われて鍵を狙ったか確認する間もなく、敵やCIAのエージェントたちが押し寄せて来た。カーチェイスの末にハントを残して逃げ去るグレース。
グレースから得た情報で、ベネチアのドゥカーレ宮殿に向かうハントたちと元・MI6のイルサ。グレースの雇い主であり、宮殿のパーティーで鍵を受け取る人物は、武器商人の通称「ホワイト・ウィドウ」という女だった。彼女は鍵の片方をすでに入手しているバイヤーでもあった。独自にエンティティを調べていたイルサは、鍵がエンティティのソースコードであり、エンティティがそれを取り戻すために、ガブリエルというハントの旧敵を手足として使っていることに気づいていた。
ドゥカーレ宮殿のパーティーに集まるハントやガブリエルたち。ガブリエルはエンティティの情報収集能力によって、ホワイト・ウィドウが明日、オリエント急行の車内で鍵の売買交渉を行うことを知っていた。鍵を渡すことを躊躇(ためら)い、隙を見て逃げ出すグレース。ハントが後を追ったが、方向を指示する仲間の通信をエンティティが乗っ取り、誤った方向にハントを走らせた。ガブリエルに捕まりかけたグレースを助けるイルサ。だが、イルサはガブリエルに殺された。イルサの死に責任を感じ、ハントたちの仲間になるグレース。
ホワイト・ウィドウは、鍵がまだ片方しかない状態のままオリエント急行に乗車した。グレースはホワイト・ウィドウに変装して列車に乗り込み、本物を失神させて2本の鍵を手に入れた上でハントの到着を待った。変装用のマスクを作れなかったために、バイクで列車を追うハント。
国家情報局長官デンリンガーと列車内で密談するガブリエル。ロシアの潜水艦でAIがエンティティと化したのは、アメリカが開発した戦略的AIを潜水艦のAIに仕込んだことが原因だと話すデンリンガー。潜水艦の自爆まではアメリカの作戦だったが、沈没した潜水艦の中のAIは予想外の進化を遂げて自我を持ち、手に負えない状態で動き続けているのだ。
沈んでいるエンティティのメモリに鍵を挿せばコントロールできるが、潜水艦の沈没位置を知っているのは世界中で自分だけであり、組んで最強の超大国を作ろうとガブリエルに持ちかけるデンリンガー。ガブリエルは、この情報がハントに漏れないようデンリンガーを抹殺し、仲間の女殺し屋パリスまでをも口封じのためにナイフで刺した。
偽ホワイト・ウィドウとしてCIA長官のキトリッジと交渉するグレース。自分(グレース)の身の安全や大金に欲を出して一度は鍵を売り渡すが、どこの国にもエンティティを渡してはいけないと言うハントの言葉を思い出し、鍵を取り返すグレース。機関車を襲って列車を暴走させたガブリエルが鍵を奪ったが、パラシュートで列車に飛び込んだハントがガブリエルと戦い、取り返した。
ガブリエルは列車から逃げ、行く手の橋を爆破した。乗客を後方に避難させ、崖から落ちる車両から間一髪で脱出するハントとグレース。瀕死の状態ながら生きていたパリスから潜水艦セヴァストポリの名を知らされたハントは、CIAの追っ手を振り切り、列車から脱出した。(Wikipediaより転載)
<感想>
続編が公開になったので、前の観なきゃ!と観ました。長かった…。
アクションいっぱいで疲れました。グレースが裏切ってばかりで好きになれず。最後にギリ持ち直しましたけど。
続編のために映画館へ行くつもりでしたが、ずっと観ていられる自信が無くなりました。配信に来てからで良いかなあ、時間かけて観られるし。
あとトム、やはり歳を取りましたね。
そうそう、このシリーズはほぼ観てるし!と思っていたのに、調べたら7作もあって、3本くらいしか観てないかった。えー、こんなにあったとは。