太陽を盗んだ男

長谷川和彦監督。沢田研二主演、菅原文太、池上季実子。1979年。

“太陽を盗んだ男”

<ストーリー>
中学校の理科教師である城戸誠は無気力な男で、日頃からガムを噛んでは生徒から「ふうせんガム」と呼ばれたり、居眠り・遅刻を繰り返していた。
そんなある日、生徒たちを引率して原子力発電所の社会科見学を終えた時、突如として大量の火器を持つ老人にバスジャックされる。彼の要求は「ただちに皇居へ向かい、天皇陛下に会わせろ」で、誠と生徒らを乗せたバスは一路、皇居へと向かう。
事件を解決すべく、丸の内警察署捜査一課の山下警部らによる犯人確保と人質救出作戦が始まった。山下は誠と協力し、白旗を持って老人の前に向かう。生徒達を盾にしてバスを降りてきた老人を、山下は咄嗟に取り押さえる。そして狙撃班により老人は射殺され、山下は自ら傷を負いながらも人質を救出してみせた。一連の出来事に、誠はただ圧倒されるしかなかった。
それから誠は人が変わったようになり、休み時間に学校のネットをよじ登ったり、授業中に学級崩壊を気にせず延々と原子力や原爆の作り方についての講義を行う等の奇行が始まった。しかし、これは彼がこれから起こす犯罪のためのトレーニングだった。
ある日、誠は茨城県東海村の原子力発電所から液体プルトニウムを強奪し、アパートの自室で悪戦苦闘しつつも原爆を完成させた。そして、精製した金属プルトニウムの欠片を仕込んだダミー原爆を国会議事堂に置いて日本政府を脅迫し、その交渉相手として山下警部を指名する。
誠の第1の要求は「プロ野球のナイターを試合の最後まで中継させろ」であった。電話を介しての山下との対決の結果、その夜の巨人対大洋戦は、急遽完全中継される。快哉を叫ぶ誠は山下に「俺は『9番』」と名乗る。
第2の要求を何にするか思いつかずに迷う誠は、愛聴するラジオのDJ・ゼロこと沢井零子(池上季実子)を巻き込む。多数のリスナーも交えた公開リクエストの結果、誠の決めた第2の要求は「ローリング・ストーンズ日本公演」。これにも従わざるを得ない山下だったが、転機が訪れた。原爆製造のため借金したサラ金業者に返済を迫られた誠が、出した第3の要求「現金5億円」であった。山下は現金の受け渡しなら犯人は必ず現れると奮起する。電話での会話を好む、逆探知の時間を把握していてギリギリまで話す誠のクセを逆手に取り、電電公社に電話の逆探知時間を短縮させる罠を仕掛ける山下。その作戦は的中し、逆探知により誠が東急デパート屋上の公衆電話からかけていることが判明、デパートの出入口を警察が封鎖する。初めて作戦が失敗した誠はトイレに駆け込むも歯茎から出血、突然の吐き気が襲うなど、被曝の症状が進んでいる事を知り、動揺もあり封鎖を突破することが難しいと観念した誠は、山下に原爆のありかを教え、原爆のタイマー解除を交換条件として、持ってきていた5億円を屋上からばら撒くことと封鎖を解くことを指示する。一万円札が空から降ってきて大騒ぎになっている街の中を、誠は逃げ切ることに成功する。
原爆を回収した山下たちは、起爆装置を解除することに成功したが、解体までは作業が進んでいなかった。誠は原爆が保管されているビルを襲い原爆を奪取すると車で逃走、追跡する警察との激しいカーチェイスの末、零子が事故の巻き添えになる。誠は一時的な感情の落ち込みを見せるものの、無表情のまま再び原爆を組み上げるのであった。
ローリング・ストーンズ公演の日、ついに山下と誠は対峙する。ストーンズはもともと来日しておらず、観客に公演中止を告げてわざと暴動を起こさせ全員まとめて逮捕、その中から犯人を洗い出すという作戦であった。誠は山下を原爆を置いていたビルの屋上まで連れて行って銃で撃つが、銃弾を何発も身に受けながらも、山下は誠を道連れにしようと屋上から転落する。山下は全身を強打して殉職したものの、誠は電線や木の枝に引っかかって落ち、どうにか生き長らえる。
誠は被曝で弱った上に転落で負った怪我で流血が止まらないまま、原爆を持ちながら街を歩き、やがて炸裂音が響き渡った。(Wikipediaより転載)

<感想>
劇場でのリバイバルが決まり、映画好きな友人からオススメされたので視聴。
うん、ツッコミどころ満載のカルト映画でした。撮影にはいろいろと逸話があって、それを知って観ると更に面白い。昭和な感じが良いですね。
でもお話は…余り好きじゃないかなあ。でも狙っていたところは分かりました。