ジョージ・ロイ・ヒル監督。ポール・ニューマン主演、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ、チャールズ・ダーニング。アカデミー賞作品賞受賞。1973年。
<ストーリー>
1936年9月、イリノイ州ジョリエット。ベテラン詐欺師のルーサーと、その相棒の若手詐欺師フッカーは、路上強盗の狂言を行なって通りかかった男から11,000ドルを盗む。ところが男の正体はギャングの運び屋で、大金の正体はギャングが経営する違法賭博場の売上金であった。さらに賭博場のオーナーは、ニューヨークを拠点とする裏社会の大物ドイル・ロネガンであり、彼は即座に犯人の捜索と報復を命令する。この情報はすぐに出回り、当夜のうちにフッカーは旧知の悪徳刑事スナイダーから、目こぼしする代わりに2,000ドルを強請られ、従う振りをして偽札を渡す。フッカーはルーサーの家に駆けつけるが、既にルーサーは殺されていた。
フッカーは生前のルーサーが話していた凄腕の詐欺師ヘンリー・ゴンドーフを頼り、彼のアジトがあるシカゴへ向かう。ゴンドーフはかつての詐欺事件でFBIに追われる身で、一見するとうだつのあがらない中年男であったが、フッカーのガッツを見込んで旧友ルーサーの敵討ちを決心する。ゴンドーフは旧知の詐欺仲間たちを集め、ロネガンの身辺や事業内容を洗い出すと、古典的な電信詐欺でロネガンから大金をせしめる計画を立てる。一方、スナイダーは偽札を掴まされた怒りで管轄外のシカゴまで赴きフッカーの行方を追う。
ゴンドーフ一味は市内の物件を借り、そこに偽の私設競馬賭博場(ノミ屋)を作るのと同時に、ロネガンを誘い込むため、シカゴ行きの列車内で行われるポーカー勝負に潜り込む。実業家の「ショウ」と名乗ったゴンドーフは巧みな演技とカードすり替えで連勝し、最後はロネガンのイカサマを逆用して15,000ドルをせしめる。予めロネガンの財布をスリ盗ることでその場での支払不可能に追い込み、プライドを傷つけた後、自身が経営する賭場への来場を誘い、ゴンドーフは自室へ引き上げる。入れ替わりにロネガンの個室へ向かったフッカーはショウの部下「ケリー」を名乗り、ショウの賭場を乗っ取る計画を支援して欲しいと頼む。計画に興味を持ったロネガンに、フッカーはさりげなく「ケリー」とロネガンが同じ出身であることを伝え、彼の懐に入ることに成功する。だが一方で、目前の「ケリー」がイリノイのコソ泥・フッカーであることを知らないままのロネガンは、フッカーを殺すために腕利きの殺し屋・サリーノの招集を決める。
翌日、フッカーはロネガンのホテルを訪れ、ショウのノミ屋は電信に依存していることと、一方で自身は電報局の中央局長を抱き込んでおり、競馬中継の情報を意図的に数分遅らせることで、勝ち馬を事前に知ることができると説明する。ロネガンはテストとして、指示された馬の単勝馬券を2,000ドルで買い、的中するが、続けて勝負に出ず、調子に乗って大金を賭けることを期待したフッカーの狙いを外す。ロネガンと別れた後、フッカーは再びスナイダーに狙われるが逃亡に成功する。フッカーの事情を知ったゴンドーフは呆れつつ対応を考える。
警戒を続けるロネガンは、電報局の内通者に会わせるようフッカーに要求する。突発的な事態であったが、ゴンドーフ一味は偽のサインと変装を駆使し、塗装業者を装って電報局の局長室に居座ると、今度は局長に変装して、やって来たロネガンと話を合わせる「カゴ抜け」を成功させる。ロネガンは再びショウのノミ屋を訪れて指示された馬の単勝馬券を買おうとするが、ゴンドーフの予想以上の大金を持参していることが発覚する。そのまま勝たせては支払金が用意できないため、ゴンドーフはギリギリのタイミングで馬券発売を締め切らせるが、勝ち馬の情報自体は正しかったことを確認したロネガンはケリーを信用して勝負を決意し、部下に50万ドルを用意させる。
一方、スナイダーはゴンドーフを追っているというFBIのポーク捜査官から、捜査への協力を要請される。スナイダーに捕らえられたフッカーは、ポークが仮オフィスを構える倉庫に連行され、そこでポークから「ゴンドーフの情報を売らないと、ルーサーの妻を逮捕する」と脅され、止む無く内通に応じる。また、フッカーは馴染みの食堂で自分を狙う「殺し屋」を見つけ、新人ウェイトレスのロレッタの協力を得て窮地を脱する。自宅に戻れないフッカーはロレッタの部屋に泊まり、肌を重ねる。その様子を別室から別の「殺し屋」が伺っていた。
作戦当日、ショウのノミ屋に向かうフッカーは、ロレッタと別れの挨拶をしようとするが、その瞬間、別室の殺し屋がロレッタを射殺する。ロレッタの手には銃が握られていた。実はロレッタこそが殺し屋サリーノであり、別室の殺し屋の正体はゴンドーフが雇ったボディガードであった。
ショウのノミ屋では「賭ける(PLACE)馬」を聞いたロネガンが、50万ドルで単勝馬券を購入する。大金に狼狽するふりをするゴンドーフを煽り、賭けを受けさせたロネガンは勝ちを確信するが、そこに偽の電報局長が「心配で様子を見に来た」といって現れ、「PLACE」は「複勝馬券(PLACE)」の意味であり、伝えた馬は2着だと指摘する。自らのミスに気が付いたロネガンは取り乱すが、そこにポーク率いるFBIとスナイダーが現れ、ゴンドーフの逮捕を告げる。フッカーに裏切られた事に気づいたゴンドーフは彼に発砲し、それを受けてポークもゴンドーフに発砲する。フッカーとゴンドーフは共に倒れて動かなくなり、ポークはスナイダーにロネガンを含む客たちを外に出すように命じる。ロネガンは金を取り戻そうとゴネるが、事情を知らないスナイダーに強引に連れ出されていった。
ロネガンとスナイダーが外に出たことを確認すると、ポークは倒れている2人に声をかける。ゴンドーフとフッカーは血糊を拭きながら立ち上がり、その場の一同は歓声を上げる。始めからポークは詐欺仲間であり、スナイダーを「FBI」の指揮下に入れて、勝手にフッカーを逮捕できないようにしていたのだ。ゴンドーフは一同に50万ドルの山分け場所と、偽ノミ屋の片付けを指示した後、フッカーと共にシカゴの街中へ消えて行くのだった。(Wikipediaより転載)
<感想>
言わずと知れた名作。未見だったので観てみました。古さを全く感じません。騙されるというけれど、これだけ古い映画、騙されないでしょ、と思ったら、騙されました。面白いです。
古き良き時代を感じずにはいられません。

