山口淳太監督。藤谷理子主演、永野宗典、角田貴志、酒井善史。2023年。
<ストーリー>
冬の京都、貴船にある老舗料理旅館「ふじや」。仲居のミコトは別館裏の貴船川のほとりで佇み、こぶしをそっと握って何か物思っている。まもなく仕事に戻り、番頭と部屋の後片付けをするが、気づくとなぜか2分前にいた貴船川のほとりに何度も戻ってしまう。
他の旅館のスタッフや宿泊客なども繰り返す2分間のループに巻き込まれ異変を感じている。仲居のチノは客から頼まれた熱燗ができず、宿泊客のノミヤたちは〆の雑炊を食べ続け、作家のオバタは入力したはずの原稿が白紙になるなど、それぞれ困惑している。
2分経つと時間が巻戻り、全員元にいた場所(初期位置)に戻ってしまう。その間の行動は全てなかったことになるが、記憶だけはリセットされることなく連続しているため、次第に感情をたかぶらせ、普段ならしないような思い切った行動に出る者も現れる。
また、ループの中から抜け出したいと思う者ばかりではなく、とどまりたい者もおり、それぞれの思惑が入り乱れていく。そんな中で、ミコトは自身の思いがループに関係しているのではないかと思い始める。料理人見習いのタクと恋仲のミコトは、タクが修行のためにフランスに行きたがっている事に気づき、時間を止めて欲しいと貴船川に願いをかけていたことを思い出す。
ミコトは時間を元に戻して欲しいと祈るが、ループは解けなかった。実はループの原因は、貴船神社に出現したタイムパトロールのマシンの故障だったと判明する。集まった宿屋の人々は、パトロールのヒサメの頼みで現代の材料で代用してマシンを修理して未来に送り返す。時間は元に戻って進みだし、ループ中にタクと本音で語り合ったミコトは、フランス行きを笑顔で許せるまでに気持ちが晴れていた。(Wikipediaより転載)
<感想>
大好きなタイムループ物と聞き視聴。2分で戻るドタバタが面白い!2分って短すぎでしょ(笑) 記憶が残るので、皆で協力するようになるのも良き。でも種明かしとなる後半はイマイチでした。マシンの故障はありがち過ぎた。