リー・ワネル監督。エリザベス・モス主演、オルディス・ホッジ、ストーム・リード。H・G・ウェルズ原作の同名小説の映画化。2020年。
<ストーリー>
プロローグ
主人公の平凡な女性セシリアは、強迫観念に囚われている富豪の恋人エイドリアンによる暴力と、度が過ぎた束縛に苦しめられていた。
ある日の夜、意を決してセキュリティが張り巡らされた彼の豪邸から脱出することにした。逃亡に気付いたエイドリアンが凄まじい形相で追いかけてきたが、妹のエミリーの協力で何とか逃げ切ることに成功する。
ほどなくしてセシリアのもとへ、エイドリアンの兄で弁護士のトムから、「エイドリアンが手首を切って自殺し、貴方に500万ドルの遺産を残した」と告げられる。セシリアは自由だけではなく、莫大な財産をも手にして解決したかに思われた。
序盤
しかし、天才的な工学系科学者であるエイドリアンの異常性を知っていたセシリアは、「エイドリアンは自殺するような人間ではない。彼ほど優秀な科学者なら、自殺を偽装するくらい容易であり、今もどこかで私を見張っているのではないか?」……と疑心暗鬼に取り憑かれていた。
当初、セシリアの友人であるジェームズは彼女の疑念にまともに取り合おうとしなかったが、しばらくして、朝食を作るとコンロの火が勝手に強火になって火事になりかけ、寝ていればシーツが勝手に落ちたり、就職面接では入れたはずの作品がないなど、セシリアの周辺で怪奇現象が頻発するようになった。
さらに、何者かに睡眠薬を飲まされて昏倒してしまうが、エイドリアンから逃げる際に無くしたはずの睡眠薬のビンが手元に戻ってきていたのだ。ここに至り、セシリアの疑念は「エイドリアンは何らかの方法で透明人間になり、私に復讐しようとしている」という確信に変わった。
中盤
その後、勝手に妹のエミリーを罵倒するメールを送りつけることで姉妹の仲を壊そうとしたり、さらにジェームズの娘のシドニーを殴りつけてジェームズ親子とも疎遠になるよう仕向けられる。
追い詰められたセシリアは、屋根裏におびき寄せてトラップを作ってペンキを投げつけ、その正体が「透明人間」であることを目視したセシリアは、襲い掛かってくる「透明人間」をなんとか撃退する。
その後、エイドリアンの家に行ったセシリアは、そこで証拠となる『透明化できるステルススーツ』を発見する。妹のエミリーをレストランに呼び出して説明しようとした矢先、エミリーは包丁で喉を切り裂かれて、包丁はセシリアの手に握らされてしまう。
終盤
その後、セシリアは妹殺害犯として精神病院に隔離され、自身が「妊娠」している事を告げられる。セシリアが避妊していることさえも、エイドリアンは見抜いて偽薬とすり替えられていたのだ。
精神病院の独居房で自殺すると見せかけて、「透明人間」をおびき寄せたセシリアは、彼に反撃を開始する。「透明人間」により多数の警備員たちが返り討ちにあいながらも、セシリアは拳銃を手にして車に乗り、シドニーに危害を与えようとする「透明人間」を追う。
ジェームズの自宅で消火器を吹きかけて、拳銃で射殺した透明人間のスーツをはぎ取ると、そこにはエイドリアンの兄のトムの顔があった。その後、警察の捜索によりエイドリアンは発見され、トムにより自宅地下に監禁されていたという。
ラスト
しかし、全ての黒幕がエイドリアンだと確信しているセシリアは、エイドリアンに会いに行く。彼の自宅の外には、刑事のジェームズが車で待機して、2人の様子を盗聴していた。エイドリアンは最後まで、自分の犯行であることを認めなかったが、彼の犯行であることは明白であった。
メイクを直しに行った隙に、セシリアは証拠として隠していたステルススーツを着て、エイドリアンの首を掻き切って妹の仇を討つ。その様子は、監視カメラに撮影されており、それを見る限りどう見ても自殺にしか見えなかった。
数分後、ステルススーツを脱いで駆けつけたセシリアは、慌てた様子で救急に電話した後、瀕死のエイドリアンに対して、彼の口癖である「サプラ~~イズ♪」と告げるのであった。(Wikipediaより転載)
<感想>
H・G・ウェルズ小説がモデルとは知りませんでした、こういうお話だったのですね。
最初にエイドリアンの異常さがそこまで提示されていなかったので、てっきりセシリアの妄想というオチもあるのでは、と思いながら観ました。しっかりヤバい奴でした。
妹を殺した人間を許せるはずがないので、これは当然の結末です。でも追い込みが凄かったので、私なら諦めそうと思いました。セシリアは主人公らしくて良かった。
評価がとても高かったので視聴しましたが、安定した創りでした。
今、調べたら、H・G・ウェルズの原作とは全然違うお話でした笑

