キャスリン・ビグロー監督。イドリス・エルバ主演、レベッカ・ファーガソン、ガブリエル・バッソ、ジャレッド・ハリス。2025年。
<ストーリー>
1. 傾斜が水平に
ある早朝、ホワイトハウスのシチュエーションルーム(WHSR)で、オリヴィア・ウォーカー海軍大佐は深夜帯の当直チームから勤務を引き継いでいた。引き継ぎのブリーフィングでは、中国人民解放軍による軍事演習の実施が間近であること、イランおよびその代理勢力である武装集団の不審な動き、さらに最近の弾道ミサイル実験以来、北朝鮮の異常な沈黙が続いていることが報告される。
午前9時30分(東部標準時)頃、海上配備Xバンドレーダー(SBX-1)が千島列島東方、北西太平洋上空を飛行中の正体不明の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を探知した。当初は北朝鮮による発射実験だと推定され、WHSRと各統合軍司令官、統合参謀本部議長、国防長官、大統領との間でビデオ会議が開始されるが、アメリカ戦略軍の初期分析により、ICBMは実際の脅威であり、アメリカ本土中西部に着弾するまでおよそ18分しかないことが発覚する。都市部を直撃した場合には数百万人が死亡する可能性があった。アラスカ州のフォート・グリーリー基地(英語版)ではダニエル・ゴンザレス少佐率いる部隊が2発の弾道弾迎撃ミサイル(GBI)を発射するが、1発は展開に失敗し、もう1発もICBMの撃墜に失敗する。ICBMの着弾目標地点はシカゴと特定され、防衛即応態勢(DEFCON)をデフコン1(完全な戦争状態)へ引き上げる。
リード・ベイカー国防長官は「政府存続計画(COOP)」を発動し、政府高官らの避難を命じる。その結果、連邦緊急事態管理庁(FEMA)のCOOP担当者キャシー・ロジャースは、同僚たちの怒りを買いながらも自給自足型の核シェルターである レイブン・ロック(英語版)へ避難させられる。ホワイトハウスでは異変を察知した記者たちが報道官を問い詰めるが、一方的に会見が打ち切られる。CNNのジャンシング記者は兵士の1人に何が起こっているのかを尋ねるが、「逃げろ」とだけ告げられる。
一方、不在の国家安全保障問題担当大統領補佐官に代わって副補佐官(英語版)のジェイク・バリントンがビデオ会議に加わり、大統領に報復措置を取らないよう進言する。ICBMが着弾寸前となる中、WHSRのスタッフがウォーカーに「もしワシントンD.C.が次に攻撃された場合に備えて、チーム全員の名前をまとめておくように」と依頼する。
2. 弾丸で弾丸を撃つ
状況はICBM発射前に巻き戻る。
ネブラスカ州のオファット空軍基地にあるアメリカ戦略軍指揮統制施設・核戦略本部(C2F)では、アンソニー・ブレイディ戦略軍司令官とその部下たちがICBM発射に対応し、WHSR、国防長官、大統領とのビデオ会議に参加する。ブレイディはさらなる攻撃を抑止するために敵国への報復を行うよう大統領に促す。会議の中でバリントンはブレイディと激しく衝突し、国家安全保障局(NSA)の北朝鮮問題専門家のアナ・パクに連絡を取るよう要請する。パクは、北朝鮮がこのミサイルを発射する能力を持っていた可能性があると説明する。
バリントンはシチュエーションルームの最高責任者であるマーク・ミラー海軍大将とともに大統領危機管理センター(PEOC)に避難し、ロシア外相からの電話に対応する。外相はロシアがこの発射に関与していないと主張し、もしロシアが攻撃の標的となれば報復する、と警告する。ICBMがシカゴに近づく中、大統領は報復計画の選択を迫られる。
3. 爆薬が詰まった家
再び時間はICBM発射前に巻き戻る。
大統領はバスケットボールのイベント参加中にICBM発射の報告を受け、会場から避難する。核のフットボールを運搬する報復戦略顧問のロバート・リーヴス海軍少佐が同行しており、リーヴスは報復計画の選択肢を提示する。大統領はプレッシャーに圧倒され、どの選択肢を選ぶべきか苦悩する。
一方、リード・ベイカー国防長官は、ICBMが自分の疎遠な娘キャロラインの住むシカゴに向かっていることを知る。ベイカーは娘の避難を試みるが間に合わず、絶望の末にペンタゴンの屋上から投身自殺を遂げる。ICBMがアメリカ領空に入る中、大統領とリーヴスはマリーンワンでワシントンD.C.から脱出する。大統領はアフリカを訪問中の妻に電話をかけようとするが、うまくつながらず、リーヴスに助言を求める。リーヴスは2つの選択肢を提示し、大統領は自らの判断で最終決断を下さねばならない。
ロジャースとパクを含む高官たちは、ペンシルベニア州のレイヴンロック・マウンテン・コンプレックスの核シェルターに入る。ゴンザレス少佐はフォート・グリーリーの外の地面にひざまずき、太陽が昇りきった頃、ようやく意識を取り戻して口の中の嘔吐物を拭おうとする。ICBMの着弾有無や、大統領がどう決断したかは語られずに映画は終わる。(Wikipediaより転載)
<感想>
視点を変えて、同じ時間を3回。一気に全部やると混乱するし間延びするので、これは正解だったと思います。とにかく凄い緊張感。これは面白いっ!
でも最後にこちらに丸投げで終わったのにはちょっとガッカリ。やはり見せて欲しかったです。
まあ描きたかった意図は過程なので仕方ない、予算的のも?とは思うのですが。
本当に怖い作品でした。皆、観て考えた方が良い作品とも思いました。
